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WBOフェザー級世界戦2011年4月16日 第一戦が行われた。
チャンピオンはプエリトリコの英雄ファンマことファン・マヌエル・ロペス。
戦跡は30戦全勝、28KO無敗、KO率93%、27歳。
挑戦者はメキシコのオルランド・サリド、戦跡は50戦36勝、24KO、11敗2分、30歳。誰が見てもファンマの勝ちは当然とみてオッズは12:1であったが8回KO敗で初の1敗となった。
今回再戦オッズは13:8でファンマであったが今回も5回ダウンを奪うも10回KOで敗れた。
原因はKO率93%を誇るハードパンチで悉く倒してきて自信満々、今まで自分のパンチ力を恐れて相手が思い切って打ってこないことで、攻撃が最大の防御となっていた。ガードは高いが攻撃の際ガードが下がり、攻撃優先の為に前がかりとなり相手のパンチが常にカウンターとなってまともに受けることが多く、攻撃の強い相手に弱点をさらす結果となった。
今回ファンマは足を使うアウトボクシングに作戦を変更して臨んだが、相手の攻撃力を躱す目的がみえ、前回の敗戦で自信を喪失した為、相手がどんどん踏み込んできて終始劣勢となったことから結局前回同様打ち合いに応じて敗れた。
ボクシングも心的傾向の強い競技で自信喪失の結果、自己を見失えばこのような結果を招く事の見本のような試合であった。ファンマの復活は今後見込めないと思う。一方サリドもS.バンタム級のギジェルモ・リゴンド-、ノニト・ドネア、Sフェザー級のエイドリアン・ブローナー、フェザー級のユリオルキス・ガンボア等と対戦すれば勝ち目は薄いとみる。
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