1939年 仏 ジュリアン・ディヴィヴィエ監督
シャルル・スパークのシナリオを映画化したもので俳優養老院に集まる人生の敗北者たちが主人公である。戦争を間近かにしたフランス人の暗さを象徴する作品で全く救いがない。ルイ・ジュヴェ、ヴィクトル・フランサン、ミッシェル・シモンという三大名優が共演している。過去の虚栄が捨てきれずにやがて死と狂気の道に至るルイ・ジュヴェの演技が凄い。
監督ディヴィヴィエは1967年自転車を運転していて木に衝突して落命している。
(写真 ルイ・ジュヴィェ、ミッシェルシモン)
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