WBCライト級タイトルマッチ チャンピオン エイドリアン・ブローナー戦

チャンピオン エイドリアン・ブローナー23歳、24戦全勝21KO、無敵。

挑戦者元WBC Sライト級チャンピオン ギャビン・リース 32歳、39戦

37勝18KO 1敗1分。 

メイウェザーの再来といわれる天才ブローナーは1回目の防衛戦の相手に1階級上の元チャンピオン ギャビン・リースを選んだ。過去1敗しかしていないリースに対して4回1回目のダウンを奪い、5回に2度目のダウンを奪うと後、集中打を浴びせてKOに下し力の差をまざまざと示した。

メイウェザーにならい、L字ガードで対抗、時々覗きみスタイルで防御体勢を敷き、上体をやや後にそらして対応する。

 

この選手の優れているところは打つ前に常に脱力しており、打つときも力まないところで、スピードだけで打っており、打つに従って徐々にスピードをあげ力も入れて行くところである。脱力している為に相手の攻撃に対しても受け流すことが出来る。

 

その才能は底知れぬところがあり、やがてあと3階級を制覇してSウェルターまで行くことであろう。Sライトにはアミール・カーンが居り、カーンをKOしたダニー・ガルシアが全勝で控えており、ウェルターにはフロイド・メイウェザーとテイモシー・ブラットリーが共に全勝で今日あるが、あと2~3年精進すれば中量級のスーパースターになることであろう。唯一の難点は体重コントロールに失敗することなど問題児と言われることが懸念の材料である。