平家物語 巻第5 巻子仕上がる

概要

園城寺、南都の衆徒が以仁王の乱に協力・決起したのに驚いた平家は京都を脱出し福原遷都を図るが、清盛は寺院を敵に廻し、東国や北陸の源氏台頭にも危機感を抱き、幽閉中の後白河院のこともあり遷都を断念し、南都の焼き討ち等武力弾圧に打って出る。
伊勢では流人の源頼朝が兵を挙げ、東国武士結束の柱となっていく。行動の正当性を主張するべく以仁王の令旨を受け公権力を図り御家人を統括する軍事組織を整え小幕府を開くに至る。