TV、BS4チャンネルでぶらぶら美術館を1時間に亘って放映した指輪の橋本貴之コレクションの870点のうち120点の展示である。
橋本氏は40年に亘って日本の古美術を中心にアジアの古美術を蒐集し、東京国立博物館等に寄贈してきた。1988年頃よりリングを集めることに集中し、クリステイーズ・サザビーズ等のオークションにカタログを頼りに入札参加。個人の収集としては世界有数の規模と内容のものとなった。
2008年4月20日から10月31日まで「箱根ガラスの森」にて毎日新聞社主催による、橋本貴之「特別展」が開催されて80余点が展示された。2012年に収集したリング総てが国立西洋美術館に寄贈が決まり、現在(870年に及ぶ収集品の中から120
点)が展示されている。
2004年9月「Histric Rings」が出版され、東京・ニューヨーク・ロンドンで発売された。編集に全面的に携わったのは我が友人の宝官優夫氏である。
過去に遡れば2002年2月17日、陰暦の2月28日の利休忌に因んで、橋本氏が永らく秘蔵していた土佐光起筆の利休立像の掛軸を持参。我家で開陳「利休像を見る会」として15人の参加者を得て楽しんだ事を思い出す。
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