東美アートフェア展みる

10月~19日 東京美術倶楽部にてアートフェアが開催された。

主要な美術骨董商が一堂に会して112店が出店。1、3、4階にて展示された。

竹籠の大口美術展より招待状を戴き、小西大閑堂、繭山籠泉堂、思文閣等優品揃いであった。

今回は何故か須田刻太の書と絵が何店かで出品しているのが目立った。また松本竣介(36歳で夭折)の婦人像の小品がさすがに素晴らしく目を引いた。値段も相当なもの。前回も展示されたいた古代エジプトの銅製の猫、銀化して極めて美しいもので今回は売れていた。又鎌倉時代の善光寺式の十一面観音の両手が失われ、頭上面も一面しか残っていないが、まことに惚れ惚れするような金銅佛も展示されていた。今回は特に充実した作品が多く見ごたえのあるアートフェアであった。