1月31日 伏見区深草の石峰寺(せきほうじ)。
宝永年間に開創、本堂南に伊藤若冲のお墓がある。なお隣に筆塚も建っている。
境内には若冲がデザインした五百羅漢が当時1000体以上あったが現在は520対程が残っており見事である。
駅から石峰寺まで歩いて出会ったのは数人、境内では他に1人だけ参拝者がいて誠に静かなものだ。
2月1日 青蓮院、ライトアップで人気だが、今は閑散として人影なし、天然記念物の大楠と庭が見どころで建物内は障壁画の外みるべきものは全く無い。
知恩院と友禅院
知恩院は建物内の拝観はなく、庭だけ。
姉小路界隈を考える会事務局訪問
昨年会の要望により、事務局の看板を作成、寄贈したことから親しくなった。
事務局長 谷口親平氏。
姉小路界隈は姉小路通りを中心にして寺町、烏丸、御池、三条の各通りに囲まれた地域で、様々な生業を営む。老舗と商店、町家をを含む、低層住宅が建ち並ぶ町であるが、1995年11階建31mの高層分譲マンション建設計画に反対するなかで「考える会」は発足した。
相次ぐマンション建設計画の中で「建築協定」に取り組み、参加は88軒となっている。地域の歴史的、文化的資源を活用した様々な催しや、多彩なまちづくりの取り組みは
京都市の行政にも大きな影響を与えており、2015年全国の優れた住宅地域を表彰する「第10回住まいのまちなみコンクール」で最優秀賞を受賞した。
世界の各都市から街づくりの典型として見学者も多い。
「彩雲堂本舗」訪問
谷口氏の紹介により日本画専門絵具製造と販売で120年の歴史を持つ「彩雲堂本舗」
四代目藤本築男氏と懇談。顔彩、胡粉を購入。
因みに彩雲堂は江戸時代に京都の「伊勢屋」から分家。近くにいた鉄斎に納品していた。鉄斎が「彩雲堂」と名付けて書を贈っている。
柳馬場の蕎麦処「わたつね」で夕食
谷口夫妻と何時もながらそば、刺身、天ぷら等美味で安く、生ビールもとびきり旨い。
京都にくる時は必ず寄る店である。
店主は病気になる前まではロシア、バルト三国のエストニア、スエーデン等でソバ打ちと、能を披露する為に度々行っていた通人でもある。
2月2日 京都文化博物館にて 藤井勘圿展みる
画集刊行記念 マシラ(日本猿) 猿シリーズの個展みて1枚購入。
(有) 椽 (つるばみ) きょうと工房 訪問
南区西九条寺ノ前町
漆を糸として織った作品や、屋久杉を使った衣裳デザイン、黒柿孔雀紋様を生かした茶杓、孔雀紋をスライスして糸にし、織り込む超絶技巧などを見せてもらった。
社長 松原義美氏の発想と着目には驚歓すべきものがあった。
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