目黒雅叙園 百段雛まつりみる

目黒雅叙園にて岩手、宮城、福島

各県の時代雛展をみる。

例年各地の雛を集めて恒例行事として展示しているようだ。
東京都指定有形文化財「百段階段」
1.十畝の間 2.漁樵の間 

3.草丘の間 4.静水の間
5. 星光の間  6.清方の間 

7.頂上の間
の7部屋を99段の長い階段廊下が

繋いでいる。その7部屋を使って盛岡、白石、須賀川、三春町の雛人形を飾っている。

良くも皆、傷をつけず衣裳も傷めずに保存してきたものだと驚嘆するばかりの雛々で、

いかに大切に守ってきたかが良く分かる。

 

今回は大振りの享保(18世紀中頃)雛一対が特に目を引いたが、有職雛も2対あり、

他は古今雛で江戸後期から昭和の初めの頃までの雛々であった。
展示については願わくば、雛の時代、特徴などを出来る限りの説明文が欲しいところだ。
雅叙園のみどころの一つに、廊下の硝子に嵌る手漉き硝子があり誠に味わい深い。