京都の老舗料亭「瓢亭」を中心とした京都料理屋の現状をみる。
驚く事は同じ京都の料理屋のあるじがいきなり店の厨房に入ってきて、料理中の料理を
抓んだのである。当主は彼に対し当日のレシピを渡しており、秘密主義の欠片もない。
同業同士のこうした関係は何代も前から続いているようで、代替わりに際して互いに
援助し合う慣わしとなっていて、京料理全体のレベルアップに心血を注いでいる事が良
く解った。
酒の世界では熊本の「熊本県酒造研究所」醸造の「香露」は同業者の誰が尋ねても、酒
づくりの明細を包みかくすことなく伝授するという。
一方、書の世界をみるてみると個展、グループ展で撮影禁止とされている事に度々ぶつ
かる事ある。
理由を尋ねると規則だから等の良く分からない説明に出会うのである。
撮影されて何か困ることでもあるのであろうか。
今日のテレビをみて改めて思うのである。
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