2019年個展出品予定作品

1.宝

廟所に玉や貝を供薦する形で、その供薦するものを宝という。

 

2.和

禾は軍門に立てる標識で、左右両禾は軍の象。口は●(サイ)●祷を収める器で、この字においては軍門で盟誓し、和議を行うとの意味である。穀物を口にして和やかになる解釈は俗論である。

 

3.橘夫人念持佛

奈良時代の作 光明皇后の橘夫人の念持佛と伝えられる阿弥陀3尊像の本尊阿弥陀如来で金銅佛である。厨子も国宝。橘夫人の念持佛であったという伝説は「古今目録抄」にみえる。

 

4.古伊万里壺

5.称万寿資百福

刻字 六朝傳玄作 長生きをよろこんで多くの幸福を受ける。

6.赤山禅院石佛

京都市左京区にある修学院離宮近くの赤山禅院は仁和4年(888年)創建。11月23日には数珠供養が行われる。比叡山荒行千日峰行と関りが深い。境内には八幡大菩薩。住吉大明神。弁財天など祀られて古い神佛習合の趣が残る。境内は多くの石佛が並んでいる。

7.同上

8.同上

9.同上

10.中宮寺如意輪観音

和辻哲郎は「なつかしいわが聖女」と呼び「神々しいほど優しいたましひのほほえみ」と述べている。●材で彫られ、黒う●しの上に岩絵具で彩色されていた。